周年記念事業の目的
Purpose
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周年記念事業の目的
周年記念事業の目的は「内に対するもの」と「外に対するもの」の2種類があります。
内に対する目的は、例えば企業ならば社員に会社の歴史を知ってもらい、今まで以上に会社に愛着を感じてもらうことです。そして今までの貢献に対して感謝の気持ちを伝えるためです。さらに周年記念事業は、そのほとんどを社員や従業員など内部の人が企画と運営を行います。ひとつの大きな目標に向かって力をあわせることは、社員のチームワークや結束力を高めるきっかけになります。会社と社員のこれからのさらなる飛躍を願う気持ちも周年記念事業には込められています。
外に対する目的は、今までの感謝の気持ちと継続の願いを伝えることです。企業の場合、企業規模によっては顧客に対してキャンペーンやイベント、周年記念品の配布を行い、販促を狙った周年記念事業を展開することも増えています。最近の周年記念事業の目的は、より外部に対しての戦略的イメージが強くなっているといえるでしょう。
周年記念事業の目的は、事業を行う団体や組織の理念やターゲットとする相手によって変わります。言い換えれば、ターゲットをハッキリと決めることで明確な目的を見いだすことができるのです。
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周年記念事業の具体例
Company
Company
企業や会社組織
企業の周年記念事業内容は、企業規模や理念によって大きく異なります。大企業ならば、社史の編成から記念動画作成、取引先などを交えた式典やパーティーの企画運営、周年記念品製作が一般的です。従業員へのねぎらいと感謝の気持ちを込めて旅行や記念品を企画することもあります。企業や会社組織にとっての周年記念事業は、事業戦略の一環であることが大きく、今までの感謝と共にこれからの展望や計画を発表する場にもなっています。そのため「周年記念事業」と銘打ったイベントやキャンペーンを一定の期間にわたって行います。
School
School
学校
学校の周年記念事業は、生徒を交えて学校の歴史を振り返ります。具体的には、記念動画や文集を作成したり、記念品を製作したりして一体感を生み出します。また、学校では関係者を招いて式典やセレモニーを行うこともあります。記念樹の植樹は学校の周年記念事業では人気のある企画です。
とくに100周年記念では、記念基金やサイトの創設や記念ロゴを制作して大々的なイベントを数カ月にわたって行う傾向があります。
Hospital
Hospital
福祉施設・病院
福祉施設や病院の周年記念事業は、式典や祝賀会を開催します。病院や施設関係者だけではなく、地域の方々や患者とともに周年記念事業が行えるイベントも企画します。例えば、患者ひとり一人が小さなメッセージカードや作品をつくり、ひとつにまとめることで大きなひとつの作品に仕上げるのです。従業員や職員に対しては、周年記念にあわせて永年勤続の表彰や優良職員の表彰も行うことがあります。
福祉施設や病院は、企業のような事業戦力的な企画よりも広報的な企画が多いでしょう。イベント例としては、100周年記念講演や施設や院内見学会を開催し、これからの展望や可能性をアピールします。
周年記念事業を成功させるコツ
success
Tips for success
周年記念事業を成功させるコツは、企画運営に携わる人たちが同じ熱量で同じ目的に向かって進むことです。そのためには、周年記念事業を行うメンバーの人選も大切なポイントになります。そして時代に応じた内容で行うことも大切でしょう。最近は企業も多様化し、パーティーやセレモニーを行わない場合も多くなっています。そのため、リモートでイベントを行ったり、周年記念品に予算をかけたりする会社や団体も増えています。
周年記念事業の成功は、事業の数ではありません。例えひとつであっても、心のこもったものであればお祝いの気持ちは伝わります。