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・周年事業と通常業務の両立ができないときはどうしたらいいですか?
周年事業担当者は、社内から数名が選ばれます。選ばれる基準は、部署から各1名ずつだったり、新入社員だったりさまざまです。
選ばれた担当者は、自分の通常業務と並行して周年事業の企画や運営を行います。
人手が足りている企業や団体ならば、通常業務の合間に打ち合わせをしたり、通常業務の一部を減らしたりして周年事業の時間を作ることができるでしょう。
しかし、人手が足りなかったり、新入社員だったりするときには自分の仕事をお願いすることも難しいかもしれません。すると「やらなければならないこと」が増えてしまい、周年事業と通常業務との両立が難しくなります。
両立が難しくなったときの対処方法は、できるだけ早く相談することです。
周年事業も通常業務も業務の一部です。なにか大きな失敗をしたり、抜け落ちがあったりしてから「手が回りませんでした」では困ります。
相談は同期や同僚ではなく、解決ができる上司にします。
・担当者である私の企画が通りません! どうしたらいいですか?
周年事業は、会社や団体などの組織全体の一大事業です。
現在のお客様や取引先だけなく、過去の経営陣も巻き込んでの事業になります。それだけにトップの思い入れは強いです。
周年事業担当者に選ばれた以上、考え抜いた企画を提案し実行したいと思います。しかしトップや決裁者にも「思い描いている周年事業像」があるのです。
自分の企画が通らないときの対処方法は、早い段階から上司や決裁権限がある人に話を通しておくことです。
早い段階から話をしていれば、修正点がみつかるたびに指摘されるため、自分の考えと相手の考えを加味しながらの企画ができあがっていくでしょう。
・周年記念パーティーに有名人は呼ぶべきですか?
パーティーの企画として有名人・著名人を呼んで出し物をやってもらうことがあります。有名人が来れば場は盛り上がります。
しかし有名人になればなるほど料金は高くなり、さほど知名度が高くない歌手でも最低10万円以上が相場です。
結論から答えれば、呼ぶ必要はありません。なぜならば、盛り上がりに欠けるからです。
超有名人ならば盛り上がりますが、それは有名人が来たからであって周年記念で盛り上がるわけではありません。
周年事業として盛り上げるならば、社員などの内部の人から出し物ができる人を探したほうがいいのではないでしょうか。
実際にあった例として、10万円支払って新人歌手をパーティーに呼びました。しかし盛り上がりに欠け、見かねた周年事業担当者だった新入社員がマイクを受け取り歌いました。
すると場は一気に盛り上がり、パーティーは大成功に終わったというエピソードがあります。
周年事業はお金をかければ成功するというものではありません。ターゲットによって「喜ばれる内容」を考えることも周年事業担当者の大切な仕事です。
・周年記念品はどうやって決めたらいいですか?
周年記念品に迷ったらインターネットで検索してみるといいでしょう。
周年事業担当者は、周年記念品選び以外にもやらなければならないことがたくさんあります。インターネットを積極的にとりいれることは時間削減のコツです。
多くの周年記念品は社名や周年記念の名入れをします。インターネットの業者は、商品の画像をさまざまな角度から掲載し、発注もオンラインで完結します。
相談したいときには、ZOOMなどのコミュニケーションソフトを使って対応してくれる業者もあります。周年記念品について困ったときには、こちらのターゲットや予算を伝えて専門業者と相談しながら決めるといいのではないでしょうか。
・予算が足りません! 式典の場所は会社でも大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ中小企業で社内の会議室で対応できる人数ならば会社内で式典やパーティーを行った方がいいのかもしれません。
社内で式典を行うメリットはたくさんあります。一番のメリットは費用がかからないことです。そして準備がしやすく急な仕事が入っても移動することなく業務ができることです。
営業部は式典中でも電話がなります。階を移動するだけで仕事と会場を行ったり来たりできることはとても助かります。
社内で式典をやれば準備と後片付けも時間を気にすることなく思う存分できます。使い慣れた機材を使えることも大きなメリットでしょう。
社内にスペースがないならば外部の会場を借りなければなりません。大きな式場やホテルの宴会場は1年以上前から予約が埋まっていることもあります。予約がとれなかったということがないように予約は早めにしておきましょう。