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喜んでもらえるようにと選んだ周年記念品を送るとき、何もメッセージを添えないのは少しそっけない印象を与えてしまいますね。
企業の歴史を感謝にのせて届けられる周年記念。
周年記念品を届けるなら、想いをこめたメッセージもあわせたいものです。
この記事では、周年記念品に添えるメッセージを、社内・社外用にあわせてご紹介します。
メッセージには入れてはいけない言葉もご紹介するので、ぜひご参考に素敵なメッセージを作ってみてください。
周年記念品にメッセージを添える理由とは?
周年記念品にメッセージをつけるのは、ほとんどマナーのようなものです。
それではそもそも、周年記念品のメッセージはなんのために添えるものだと思いますか?
▼周年記念品にメッセージを添える理由
・社員への感謝の意を表すため
・取引先に感謝の気持ちを伝えるため
・業務に前向きに取り組んでもらうため
・長く継続してきたことを伝えるため
・今後の繁栄に対する想いを見せるため
つまりメッセージの目的は、相手への感謝と、今後も精進していくということを伝えることです。
✔️社外と社内用で使い分けるのがベスト!
社外用と社内用で作り分けるのは面倒だと感じるかもしれませんが、内容は違って当然です。
もちろん、社外用と社内用で別々に作る必要があります。
この記事では、社外用と社内用どちらもご紹介するので、ご参考にしてみてください。
【注意】忌み言葉は使ってはいけない!例を紹介
どのようなメッセージにも、忌み言葉(いみことば)は入れてはいけません。
忌み言葉とは、不吉な意味を連想させてしまう言葉のことです。
赤字・閉じる・閉店・潰れる・倒れるなど、ほぼ明らかに使ってはいけない言葉の他にも、忌み言葉になるものがあるので注意してください。
★忌み言葉と言い換えの例
・忙しい→ご多様
・終わる→お開けになる、ゴールに到達する
・スタートを切る→スタートする
・去年→昨年
・月日が流れる→月日が経過する
・職場を離れる→新たな道を進む
・最後→結び
例えば「忙しい」という言葉には、「亡くなる」という漢字が含まれているので避ける必要があります。
【社外用】周年記念品に添えるメッセージの書き方とポイント
それでは、社外と社内用それぞれの状況に応じて添えるべきメッセージのポイントを確認していきましょう。
社外の方に対して周年記念品のメッセージを添えるときのポイントは、下記の通りです。
▼メッセージのポイント
・何周年目かを表記する
・感謝の意を伝える
・今後の抱負を伝える
・仕事内容を添える
仕事内容については必須ではありませんが、添えておくことでどんな仕事をしているのかを改めて認識してもらい、必要なときに思い出してもらいやすくなる可能性があります。
それでは実例をご紹介します。
お客様 各位
謹啓 新緑の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、弊社は今年◯年◯月◯日をもって創立◯周年を迎えることができました。これもひとえに関係各位のご支援ご厚情の賜物と深く感謝いたします。
これを機に社員一同決意も新たに鋭意努力いたす所存でございますので、今後とも倍旧のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
弊社◯周年の感謝の印としまして、ささやかではございますが、粗品を送付させていただきましたので、ご笑納くだされば幸甚です。
まずは、略儀ながら書面をもちまして創立◯周年のご挨拶を申し上げます。
敬白
【社内用】周年記念品に添えるメッセージの書き方とポイント
次に、社内用のメッセージの書き方もご紹介します。
まずはメッセージのポイントも確認していきましょう。
▼メッセージのポイント
・何周年目かを表記する
・感謝の意を伝える
・今後の抱負を伝える
・ねぎらいの言葉を添える
日々の業務にて感謝の言葉を伝え切れていないという場合には特に、メッセージでねぎらいの言葉や感謝の言葉を添えると良いです。
社員各位
本年◯月◯日付にて、当社は創立10周年を無事に迎えることができました。
これもひとえに、社員各位の協力の賜物と深く感謝いたします。
そこでささやかではありますが、記念品を送付いたしますのでお納めいただけると幸いです。
これを機に、社員一同、さらなる決意を新たにし、お客様のご期待に添えるよう精一杯業務に励んでいただきますよう、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
周年記念品に添えるメッセージに想いをこめて
周年記念品にはメッセージを添えることで、丁寧な印象を与え、気持ちも伝わりやすくなります。
これからのお付き合いへのご挨拶としても大切な役割を果たします。
今まで力を合わせてきた社員、そして企業をささえてくれた取引先に対して、改めて感謝を伝える良い機会として、周年記念品を届けられると良いですね。