三菱電機グループ100周年での取り組みから読み解く、大企業のこれから

2021年、三菱電機グループ(三菱電機株式会社)が100周年記念を迎えました。
公式ホームページで「新たな一歩を踏み出す」ことを発表している三菱電機グループ。

 

変わりゆく世界を前に、15万人を従業員として抱える大手企業は、どのように「新たな一歩を踏み出す」のでしょうか。

 

この記事では、三菱電機グループが100年間かけて作り上げてきた現在の企業と、これから見据える未来を読み解いていきます。

 

三菱電機グループという大きな企業の取り組みは、今後の社会の流れを映し出していると言っても過言ではないでしょう。

 

三菱電機グループの取り組みから、時代背景をみていきましょう。

 

三菱電機グループ100周年記念での取り組みとは?

三菱電機グループが100周年記念をむかえたことは、ホームページでも大きく取り上げられています。

100周年を一つの節目と考え、企業のこれからを表明する機会として役立てているようにも見えます。

 

三菱電機グループは100周年記念を迎え、下記のような取り組みを行っています。

 

・代表による100周年の宣言
・企業の軌跡
・記念TVCMの公開
・特別コラムコンテンツの更新
・100周年ロゴの制作
・コンテンツ制作

 

このようにみると、三菱電機グループがいかに100周年記念に力を入れているかがわかります。

 

代表の言葉「次の100年への挑戦」

三菱電機グループ代表の杉山武史さんは100周年の宣言として、「積を求めよう」と表現しています。

 

1921年、不況の中生まれたこの企業は、何回も時代の波に揉まれながら成長してきました。

この100年間、常に「人々の豊かな暮らしを実現する」ことを目標にした今、また先の100年後を見据えていると代表は言います。

 

この600文字程度でつづられた代表の言葉のなかから、未来への具体的な取り組み案を読み解くとするなら注目すべきなのは「豊かさが循環する持続可能な社会」という部分でしょう。

 

現代社会では企業や個人に対して「持続可能な社会」の実現を求める意見が多く聞こえてきます。
「持続可能な社会」は別の用語で「SDGs」と表現されることがありますが、聞いたことがあるでしょうか。

 

三菱電機グループは、「未来をもっと良くしたい」という信念があるからこそ「持続可能な社会」の実現は必要不可欠である、と考えていることが受け取れます。

 

そして最後には、世代や立場を越えて互いに高めあうこと、そして一人では創造できない新たな価値を生み出すという意思を添えています。


三菱電機グループにとって100周年は1つのゴールであり、また新たな100年への幕開けなのです。

 

三菱電機グループが100周年ロゴにかけた想い

三菱電機グループは、次の100年に向けた想いをこめた、100周年ロゴを製作し発表しています。

 

現代の社会課題は「多様化」。

その解決に向け、「変革」していくことに対する強い意思をこめたロゴを制作しました。

 

一見すると赤と白のラインが交差しているだけのように見えるこのロゴは、少し見方を変えると「100」という数字が浮かび上がります。

そしてそのロゴを反転させても、同じように「100」という数字が浮き出てくるデザインになっています。

 

「多様化」する現代社会に対応すべく、さまざまな視点から物事を捉えられるように。
そうして新しい価値を生み出していけるように。

 

次の100年に向けて、変革をする姿勢をロゴに詰め込むというのは、斬新なアイディアだと言えるのではないでしょうか。

 

三菱電機グループは100年前から今日の姿を描いてきた

三菱電機グループは創業当時から、100年先を見据えて起業していた会社です。

 

今回100周年記念として「新たな一歩を踏み出す」を掲げている三菱電機グループがコミットメントとして掲げているのは「Changes for the better」。

 

CMなどで聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

 

「Changes for the better」を日本語訳すると、「常により良いものを」。
三菱電機グループは、「常により良いものを目指し、変革していく」という姿勢を常日頃から意識して、継続してきました。

 

三菱電機グループで働く15万人の人を含め一人ひとりが「変革のために挑戦をし続ける」という情熱を共有するためのコミットメントです。

 

「もっと素晴らしい明日」を切り開き続けた結果、100年もの年月を越えて、人々に愛され存続する企業となっているのです。

 

三菱電機グループ100周年から読み取る「価値の提供を忘れない」想い

三菱電機グループでは、100周年を単に祝い感謝の気持ちを述べるだけでなく、つい企業のファンになってしまうようなコンテンツを用意しています。

 

例えば、数日ごとに順不同に更新される「コラム」コンテンツ。
100文字程度のサクッと読めるコラムには、豆知識が詰め込まれています。

 

感謝を「価値の提供」で表現する三菱電機グループの魅力が詰まったホームページという印象を受けました。

 

これが三菱電機グループのスタイルなのでしょう。

 

100周年記念の取り組み三菱電機グループ

Update 2021年9月7日

よく読まれている記事

周年記念イベントの記念品。失敗しないために押さえるべきポイント5つ。
周年記念イベントの記念品。
失敗しないために押さえるべきポイント5つ。
品とデザインを併せ持つ パーカーIM 品とデザインを併せ持つ パーカーIM
100本以上お買い上げの方へ 大口注文承ります! お電話で詳細をお問い合わせください。TEL 0586-87-0711