高島屋が190周年記念!多岐に渡る催しから学ぶエンターテイメント性

2021年、高島屋は190周年記念を迎えました。

歴史を越えて愛されてきた高島屋を、現代でも日頃から利用している人は多いでしょう。

 

そんな高島屋は190年記念を迎え、複数のユニークな記念行事を行っています。

この記事では、高島屋の催しをまとめてご紹介します。

 

▼この記事でわかること
・高島屋190周年記念での催し内容
・高島屋が大切にしてきた信念
・高島屋が長く愛されてきた理由

 

当ブログでは、これから周年記念行事を予定している担当者さんの参考になる記事を目指して、周年記念行事をおこなう企業をピックアップしてご紹介しています。

 

ジャンルを問わずさまざまな企業の周年行事の様子をお伝えすることで、これから迎える周年行事のアイディア作りのお手伝いになれば幸いです。

高島屋が190周年記念!高島屋はどんな企業?

高島屋は2021年で創業190周年を迎えた老舗です。

大阪の難波に本社をおく大型の百貨店として、関西の百貨店では最大規模、日本国内では第4位の規模を誇ります。

 

1831年(天保2年)に創業した当時は、古着木綿屋だった高島屋。

1855年には古着の取扱をやめ、呉服太物商となりました。

1876年にはアメリカの勝者であるスミス・ベーカー商会が来店し、いち早く海外とのやりとりを始めた会社だったと言えるでしょう。

 

高島屋は時代の波にのり、変わりゆく時代に対応しながら存続してきた企業です。

高島屋190周年の催しとは?創業以来の魅力づくりがヒント

高島屋は190年も前に創業して以来、美術作品を調査・整理しながら、資料を保存してきました。

 

未来の百貨店の魅力づくりのヒントは、企業の歴史をひも解き全従業員で共有し、その精神や文化を受け継ぐことにある

引用:https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/takashimaya_archives/

 

未来に存続する百貨店の魅力づくりをするために、企業の歴史と精神、文化を大切に受け継いできました。

 

そして180周年を迎えた2011年(平成11年)、タカシヤマアーカイブスを立ち上げ、新しい試みを始めます。

アーカイブス活動の目的は、高島屋が大切にしている価値観や文化を共有・共感してもらうこと。

情報発信を通じて、お客様の役に立つことを目指しています。

 

高島屋190周年の催しとその狙いとは?

190周年を記念し、高島屋は複数のユニークな催しを用意しました。

 

・190周年記念展「キモノ★ア・ラ・モード」
・刺繍絵画《獅子図》と本作の下絵《獅子図》展示
・記念ジュエリー制作

 

百貨店ならではの催し色が強いだけでなく、「高島屋」だからこそのイベントを作りあげています。

高島屋創業190周年記念展「キモノ★ア・ラ・モード」とは?

2021年9月11日(土)から12月20日(月)の期間限定で行われる展示会です。

高島屋は1913年(大正2年)に第一回目の「百選会」を開きました。

1994年(平成6年)に休止するまで、戦時で休止をしながらも、183回にわたり開催された名物催です。

 

百選会は、単なる展示会ではありません。

高島屋が毎回設定した「流行色」と「趣意」に基づきデザイン案を発表します。

全国の染織業者から新柄呉服を募集したら、厳正な審査を経て製品化し、販売する会として有名だった「百選会」。

キモノ界の流行を左右すると言っても過言ではありませんでした。

 

現代と未来を生きる人たちに、美しいキモノのある世界を提案し続けた百選会。

 

「キモノ★ア・ラ・モード」は、そんな百選会の作品と歴史を見ることができる展示会です。

刺繍絵画《獅子図》と本作の下絵《獅子図》展示

9月2日(木)から9月14日(火)の期間限定で、刺繍絵画《獅子図》と本作の下絵《獅子図》展示されました。

 

刺繍絵画とは、日本が世界に誇る美術工芸品の一つです。

絵のように見えるその刺繍絵画は、針と絹糸を使って刺繍されています。

 

下絵をもとに制作されるこの刺繍絵画は、職人が1針ずつ丁寧に縫い上げ、完成にかかった時間は約半年〜1年間だと言われています。

 

刺繍絵画は明治時代に多く製作されましたが、日本を豊かにするため多くが海外の富裕層向けに輸出されました。

刺繍絵画は、当時の高島屋が主力として輸出貿易で取り扱っていた製品の一つです。

 

現代では日本に残っているものは数少なく、貴重な美術工芸品として扱われています。

 

今回高島屋は、その貴重な刺繍絵画を公開することで、お客様にも美術工芸品を楽しんでもらう姿勢を見せました。

高島屋創業190記念ジュエリー制作

イタリアのジュエリー制作会社「ポメラート」は今回、高島屋の創業190周年を記念し、深紅が美しいジュエリーを誕生させました。

特別に作られた新作リングとイヤリングは、全世界で日本の高島屋限定で販売されます。

 

老舗として全世界と交流をしてきた高島屋だからこそ実現された、周年記念の催しと言えるでしょう。

高島屋が190周年記念!高島屋の歴史を重んじる姿勢

高島屋はこの190年間、お客様に対するエンターテイメント性と歴史を大切に、継続してきました。

190周年記念でも、歴史とお客様への感謝の気持ちを織り込んだ催しを用意しています。

高島屋が愛されてきた理由が、よくわかる190周年記念になったのではないでしょうか。

 

高島屋が190周年記念!多岐に渡る催しから学ぶエンターテイメント性

Update 2021年9月22日

よく読まれている記事

周年記念イベントの記念品。失敗しないために押さえるべきポイント5つ。
周年記念イベントの記念品。
失敗しないために押さえるべきポイント5つ。
品とデザインを併せ持つ パーカーIM 品とデザインを併せ持つ パーカーIM
100本以上お買い上げの方へ 大口注文承ります! お電話で詳細をお問い合わせください。TEL 0586-87-0711