会社の周年記念と経営ビジョンをリンクさせてはいかがでしょうか?part3

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はじめに

5年に一度、10年に一度という節目の年に、上司や同僚、クライアント様と一緒に過ごす記念日。しかし、このような記念行事は、単なるパーティーではないことをご存じでしょうか。企業は創立記念日をきっかけに、経営ビジョンを強化し、持続的な成長への道筋を示すことができるのです。

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創立記念日を経営ビジョンにつなげる: 持続的な成長への道筋

では、創立記念日とはどのようなものなのでしょうか。それは、会社が設立された節目を記念することです。簡単そうでしょう?しかし、この記念行事を、持続的な成長を目指す経営ビジョンと結びつけることが面白いところです。会社の価値観やミッションに触れることで、社員は自分たちが何を目指しているのかを再認識し、新たな気持ちで日々の業務に取り組むことができるのです。

創立記念式典を経営ビジョンと連動させるメリット

会社の創立記念日は、単なるパーティーの場、職場の気晴らしの場と思われがちです。しかし、会社の節目を祝うということは、単に食事やドリンクを無料で提供するということではなく、もっと大きな目的があるとしたらどうでしょう?しかし、創立記念日を経営ビジョンと結びつけることは、持続的な成長への成功の道筋であることが証明されています。

創立記念日を経営ビジョンと結びつけることで、従業員に目的意識と一体感を持たせることができるのは、最も分かりやすいメリットです。従業員は、大局的な視点を持たず、無意識に職務を遂行していることが多い。ビジョンを重視した祝賀会は、従業員が日々の仕事と大きな最終目標との間にある点を結びつけるのに役立ちます。従業員に帰属意識と目的意識を植え付け、さらにチームメンバーの一体感を醸成します。

また、この祝賀会は、共通の目標に向かって働くというモチベーションにもつながります。共通の目標は、チームワークを育み、個々のサイロ化*を防ぐのに役立ちます。社員は、会社が共有するビジョンを達成するために、より積極的に協力し、一緒に働くようになるのです。経営ビジョンを強調し、強化する祝賀会は、従業員のモチベーションを高め、仕事への意欲を維持するのに役立ちます。

従業員の忠誠心は、企業の長寿と成功に欠かせないものです。経営ビジョンを示す周年記念式典は、従業員の忠誠心と信頼を高めるのに役立ちます。会社の価値観と使命を示すことで、従業員は会社が何を目指しているのか、自分がどう貢献しているのかを理解します。従業員は、そのような会社の一員であることに誇りを感じ、会社の利益や目標にもっと投資するようになります。

最後に、創立記念日を経営ビジョンとリンクさせることで、成長機会を促進することができます。経営者は、創立記念日に会社のビジョンを示すことで、従業員を次の成長段階へと導くことができるのです。社員は、具体的な機会を理解し、それに向かって努力するようになるのです。周年記念式典は、会社の将来的な展望に触れ、より新しい顧客を獲得するのに役立つものです。

したがって、周年記念を経営ビジョンと結びつけることは、私たちが知っているありふれた記念行事よりも良い結果をもたらすのです。その結果、会社の成長を後押しする、より熱心で意欲的な従業員を生み出すことができるのです。

(備考* : サイロ化は、組織内のシステムや部門が互いに独立し、連携が取れない状態を指します。これは、各部門やチームが自己完結型の業務を行うことで生じます。)

周年記念を経営ビジョンにつなげることに成功した企業の例

周年記念は、必ずしも華やかなものばかりではありません。創立記念日を利用して、経営ビジョンを明確にし、経営ビジョンへのコミットメントを強化することができるのです。周年祭を経営ビジョンにうまく結びつけている企業の例をいくつか見てみましょう。

X社は、イノベーションとサステナブルな実践への継続的な取り組みで25周年を迎えました。経営ビジョンに基づき、この機会に、二酸化炭素排出量を削減し、環境に配慮した製造の新たな道を探るという継続的な取り組みを強調しました。この記念式典は、自社の成長と成果を振り返りながら、サステナビリティへのコミットメントを公的に再確認する機会となりました。

一方、Y社は、地域社会との関わりを持ち始めて50年を迎えました。Y社の経営ビジョンは、地域社会への貢献とポジティブな影響を与えることを中心に据えています。この記念式典では、同社の慈善事業と地域社会への貢献の歴史を紹介するさまざまなイベントが開催されました。Y社は、この節目を機に、地域社会への参加と支援に改めて焦点を当て、経営ビジョンに忠実であることを再確認しました。

Z社の最近の創立記念式典では、10年間にわたる卓越した顧客満足と高水準の維持が評価されました。同社の経営ビジョンは、卓越したサービスと高品質な製品を提供することを中心に据えています。この記念式典では、こうした価値観への揺るぎないコミットメントを示すとともに、日頃のご愛顧に感謝する場となりました。

これらの企業は、創立記念日を単なるパーティーの場として終わらせない方法を示しています。経営ビジョンとリンクさせることで、持続的な成長へのコミットメントをさらに高める、有意義で実りある機会になったのです。

継続的なコミュニケーションと実行の重要性

周年記念式典が終わったからと言って、経営ビジョンが残ったケーキや風船と一緒に埋もれてしまうのはもったいない。長期的な成長には、会社のコアバリューとミッションに一貫してコミットし続けることが重要です。そのためには、説明責任と透明性を高め、フィードバックを促し、必要に応じて調整する必要があります。

そのためには、従業員との対話を続け、節目節目を祝うことが重要です。経営ビジョンを強化するための継続的なコミュニケーションやイニシアチブを実施・追跡することで、勢いを維持することができます。結局のところ、お祝いの後に意味のある行動が伴わなければ、何の意味もないのです。

記念日を経営ビジョンと結びつけることで、持続的な成長への道筋ができるのです。パーティーの後が本当の仕事の始まりなのです。

おわりに

会社の周年記念は、単なるパーティーではありません。経営ビジョンと連動させることで、持続的な成長への道筋をつけることができるのです。目的を持った記念日にされることを強くお勧めします!

 

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創立記念日を経営ビジョンにつなげる: 持続的な成長への道筋
創立記念日を経営ビジョンにつなげる: 持続的な成長への道筋
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Update 2023年5月8日

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